うちのおじいさん。ニートのはしり。

wikipediaニート”から

「Not in Education, Employment or Training」の略語であり、日本語訳は「教育を受けておらず、労働をしておらず、職業訓練もしていない」

厚生労働省が2004年に発表した労働白書の中で、「労働者・失業者・主婦・学生」のいずれにも該当しない「その他」の人口から、「15〜34歳」までの若年者のみを抽出した人口(若年無業者

新興宗教のまねごと(主催者側)みたいなこととか,テキヤみたいなことはたまにしてたらしいですけどね。でも趣味程度にだから労働じゃないし。労働はしてないから失業者でもないし。そんな調子で働きざかり*1を遊んですごしたらしいから。ガチのNEETです。
この話を親父から聞いたときには笑ってしまった。そういう人はいるとは思っていたけど,まさかそんなに身近にいるなんて信じられない。僕は団塊ジュニアの年代なんで,おじいさんの世代といったら,戦後の日本を支えた世代ですよ。きっと周りにはしゃかりきに働いた人たちばっかりだったと思うのにそのなかに混じって1人NEET
もう死んじゃったけど,生きてるときに見たおじいさんはほんとテキトーで楽しいおじいさんだった。そんで,亡くなるころにはぼけちゃってたんですが,親父のことを自分の弟と間違えちゃったりしててですね。僕も親父もわらっちゃいましたよ。おばあさんもおばさんも母親もいたんですが,みんななんとなく雰囲気がやわらかかった気がする。きっと厳格なおじいさんだったらそういう場面でショックを受けるんでしょうけど,もともとかなりおトボケなおじいさんでしたから。あんまり変わった気がしなかった。むしろ面白いことを言うようになったよねぇ。芸があがったよね。みんななんとなくそんな感じで納得してたのかもしれない。

*1:まぁ働きざかりだけじゃなくてずっとなんですが