ティンカーベルを見ました

自然の描き方は本当に素晴らしかったです。春の妖精たちがきらきら黄金の粉を撒き散らしながら働きかけて沢山の草花が満開になっていくシーンなんかは感動的でした。でもあんまり僕が見てはいけない類の映画だった気がする。ティンカーベルを好きな人は以下読まないほうがいいと思います。

ものつくりの精とかいってる割にやかんを作ったりする地味な作業を鼻で笑う女を中心とした話で,基本的に女にもそれを取り巻く世界にもいまいち同意はできなかったです。このコは本当に派手好きで最後まで地味な作業に見向きもしなかった。お気楽な妖精たちはともかくとして,ずっと地味な作業に誇りを持っていたハカセとふとっちょがそんなバブルな女にひざまずいてハッピーになれる気持ちもいまいちよく分からなかった。
たぶん作り手が映画を通して伝えるアメリカ的な仕事の価値感が障壁になっていた気がしました。でもラブドール調の妖精たちは愛らしく,お着替えシーンの背中とかお尻から太もものラインにはぐっときて凄いと思った。