ガラスの仮面面白いですね〜。ラーメン屋にあるのを読んでるんですが,読んだとこで面白い話がありました。

社長が息子に,親戚一同が見ている前でプレゼントをあげるんですね。息子は今でこそ社長の息子に納まっているけれど,元々は使用人の息子で,そのことを親戚は苦々しく思っているので,当然後で陰でいじめにあうんですよ。そんで,社長はことのなりゆきを予測していて,息子がいじめられる様子をこっそり伺い,後で嫉妬をもった人間がどう行動するかについて講釈をたれるんです。そのようすから息子は悟るんですね。あぁお父さんはわざと自分がいじめられるようにプレゼントをくれたんだ。

このエピソードで一番狂っているのは,息子をいじめる親戚ではなく間違いなく社長です。特にサディストだからとかでなく,早いうちから世の中の厳しさを教えておくためってのがね。戦慄を覚えます。まぁこれは極端な例かもしれないけれど,予め色々学習させておくために云々っていうはよく聴きませんか?それはまぁ合理的なんだろうけれど,そういう親にはお前は何様だよって思います。学習を否定するわけではないし,子どもを過保護にしろとも言わないけれど,親がわざと子どもに嫌な思いをさせたっていう風に子どもに思わせるのは良いことではない気がする。